神様と仏様どっちが偉い?
時々「神様と仏様どっちが偉いの?」というご質問を頂戴します。
答えは皆さんが普段から経験なさっている中にあります。
不祝儀袋の順番
お葬式に参列した時に不祝儀袋にはなんて書いてあるでしょうか?
お通夜や葬儀の際は「ご霊前」
そして四十九日以降は「ご仏前」と書きます。
人は無くなると肉体から抜けて霊になって
準備が整うと仏となるのです。
回忌法要でも不祝儀袋に神という文字は出て来ませんね
つまり神ではなく先に仏様になるのです。
生活の中から知るスピリチュアル
実は生活の中にこういったヒントがあり
それが日本人の神性に繋がっているのだと思います。
しかし、いくら仏様になったとはいえ四十九日しか経過していませんから
まだまだ現世的な見方や思いを持っていて
大きなお役目を持った守護霊になれるという訳ではありません。
行く目的を考えてみる
神様がいる神社と、仏様がいるお寺に行く時に
私達が何を考えて、何の用事で行くのか、思い出してみて下さい。
神社へは初詣 節分 七五三 夏祭 日頃の感謝とお願い事
お寺はお墓参りや回忌法要にお盆にお彼岸と故人やご先祖様への感謝ですね。
比べたとて
とにも、かくにも、私達人間が今生を生きている限り
神様と仏様を比べてもどうにもならないのですけどね。
お読みになっていらっしゃる方の中に
まさか……
「神様と仏様の偉い方にお願いする」とお考えの人はいないと思いますが
「優劣を付ける」つまりそれは
生きている人間の考え方そのものなのです。
今日も素直にあなたの心の中にある神性に繋がりますように。
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